公務員に向いている人・向いていない人~公務員検討中の方へ~

公務員体験記

某市役所で事務系職員を3年半経験した僕(ちなみに新卒で入庁)が、公務員に向いている人と向いていない人をご紹介していこうと思います。

あくまで僕個人の考えですから万人に当てはまるものではないでしょうが、3年半実際に働いた実体験をお話しますので、参考にしてもらえればと思います。

公務員に向いている人

公務員に向いている人は、ズバリ「仕事は仕事でしかないと割り切ることができる人」です。

公務員の仕事に”夢”みたいな要素ってほぼ無いです。

仕事を頑張っても頑張らなくても給料は同じ。だいたい理不尽なことを住民から言われる。なんなら職員に変人も多いので、内部の者からも理不尽なことを言われる。

でも、必要最低限の仕事をこなしていれば、給料は安定してもらえますし、ボーナスだって保証されていますし、有給だって民間に比べれば取りやすい環境にあります。

なので、「仕事は仕事でしかない。給料貰えるから仕事するだけ。」っていう人に公務員は向いています。

民間だと、ノルマがあったり、月毎の売上目標やなんかがあったして、それを達成しようと必死に頑張る必要がありますし、そういった営業職みたいなポジションでなかったとしても、何らかの形で会社の利益に貢献しなければならないというマインドになるはずです。

そういった民間の傾向は良い面・悪い面の両方があると思います。というか、人によってはそれをモチベーションにして燃えて頑張る人と、そんなの面倒くさいと感じてネガティブに捉える人がいると思います。

上記の例で言うところの「燃えて頑張る人」は、公務員にほぼ向いていません。むしろ公務員の世界では、「正直者や頑張り屋さんは損をしがち」という傾向があるので、もし”公務員になっちゃったら”、逆に疲弊するようなタイプです。

逆に、「組織のために頑張るとか面倒くさい。利益目標達成なんて、そんなヤル気は出ない」という方には公務員は向いています。

「単純に働いて、その労働の対価として給料貰えればだたそれだけでいい」というタイプは公務員にめちゃくちゃ向いています。

実際に公務員として働いていたときに周囲の同僚や先輩職員を見ていて、そう気づきました。

実際に僕の周囲では以下のような”公務員に向いているな”と思った職員がいました。

・「指示された仕事しかしないことを徹底する。職場の人付き合いも必要最低限のみ。給料がそこそこ出て、家に帰って趣味のPS4がやれれば人生それでOK」という30代独身男性職員。

・「性格が破綻しているし、仕事もサボっている。民間ならクビになってるだろうけど公務員だから何とかなったいる」という40代女性職員

・「係長だけど、それ以上の出世は全く眼中にない。むしろ係長くらいでほのぼのやってるのがちょうどいい」50台男性管理職。

・「前職は銀行員。前職のようなノルマが無く、淡々と事務をやってれば銀行より給料低いけどもはやそれでOK」20代男性職員。

・「前職はマンガ家のアシスタント。人生で挑戦したいことはやりきった。今までフラフラしていたので後の人生は公務員で安定を狙う。仕事は前職の方が楽しいが、そこは割り切る」40台男性職員。

・「前職は百貨店勤務。ブラックで有給も取れなかった。とにかくそこから抜け出せたのでそれでいい」30代女性職員。

公務員に向いていない人

公務員に向いていない人はズバリ「ヤル気のある人・実行力のある人・情熱的な人」です。

繰り返しになりますが、公務員の仕事に”夢”はないです。淡々と仕事をこなすだけ。無駄と思えるような仕事があったとして「なにこの非効率な仕事は!」とか思ってはいけません。ただ淡々とやるだけです。改善しようとか思っても、そんなことはほぼ出来ない組織体系と環境になっています。

「ヤル気のある人・実行力のある人・情熱的な人」は、無駄な仕事や非効率な仕事があると、改善しようとかもっと別のやり方があるはずだとか、色々頑張るんですよね。それはとても素晴らしいことです。

でも公務員の世界、「アイデアを形にする」のはめちゃくちゃ難しいことです。公務員歴の長い年配職員がたいてい反対してきます。今までのやり方を変えようとすると、たいていそういう抵抗に遭いますし、職場内で文句や陰口を言われることになることもしばしばです。

それくらい公務員は、いままでのやり方を変えようとはしません。しかもそんなに頑張って仕事を改善して貢献したので、給料は変わらない訳ですよ?そんなのでヤル気が続きますか?もっと貢献しようと思いますか?

なんならケチをつけてくる職員が年上ならそいつの方が給料高いです。なんで何もしないのにケチをつけてくるヤツの方が給料高いんだみたいな不満が募るだけです。

僕もこういうタイプでした。創意工夫で何とか仕事を効率化したいと頑張りましたが、ケチをつけてくる年配職員が多くて結局実現できたものは少なかったですよね。

民間でも、何かやりたいことがあったら根回しって必要だと思いますが、公務員の世界で根回しをしようと思うととても難易度が高いです。民間より変人職員の割合が多いですからね。現在の僕の周りにも元公務員がチラホラいますが、皆同じことを言います。「公務員って変人多かったよね」と。

「ヤル気のある人・実行力のある人・情熱的な人」は、自分のアイデアが形になるのとか、自分の頑張りのおかげで組織に貢献するのとかに喜びを見出して生きているような人達だと思います。

そんな人が公務員になってしまったら、その人の人生潰れますよ。

僕が公務員として働いているときに、「この人は公務員向きではないな」と感じた職員を紹介します

・「職場の非効率な仕事を改善しようと頑張るが、強い抵抗に遭い結局ヤル気を無くす」20代男性職員。

・「仕事改善策を貫いて、年配職員から陰口を言われまくる」30代男性職員。

・「真面目過ぎて、周囲の変人職員に翻弄され疲弊する」40台女性職員。

・「これといって趣味が無い。仕事もつまらないし土日も楽しみが無い。仕事は仕事と割り切れない」30代職員。

・「公務員の仕事はやりがいがあると思っていた。予備校の公務員講座の宣伝を真に受けていた」20代女性職員。

少なくとも新卒での公務員はオススメしない

公務員を目指すかどうかは、最終的にはご自身で判断してもらうところですが、少なくとも新卒で公務員を選択することはオススメしません。

公務員になるには年齢制限があるものの、まずは自分のやりたい仕事を公務員以外でやってみるべきです。それでもダメなら公務員になればいいと思います。

公務員は”夢”が無い仕事です。新卒でいきなり公務員になってしまうと「僕の人生ずっとつまらない人生だったな。やりたいことにも挑戦しないで・・・せめて何かやっておけばよかった。もしかしたらそっちで成功したかもしれないのに・・・」という後悔が人生一生つきまとうと思いますよ

僕の同期も半分以上は民間上がりでしたよ。元ジムインストラクターとか元銀行員とか元旅行ガイドなどなど。。

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