⑮公務員3年目中期~F1ドライバーの考え方~

公務員体験記

この頃の僕は、F1ドライバーの物事の捉え方に感銘を受けて、自分の仕事にもその考えを取り入れて仕事をしていました。

F1ドライバーの思考を仕事に取り入れてからというもの、仕事はかなり順調に進んでいきましたし、皆からも頼りにされるようになったのでした。

F1ドライバーの物事の捉え方とは

F1ドライバーの物事の捉え方は、簡単に言うと「その時自分にできるベストを尽くすことにフォーカスする」というものでした。

何で突然F1ドライバーが出てくるんだという話ですが、僕は公務員2年目のときに一回だけ鈴鹿サーキットにF1グランプリを生で観戦したことがあり、それから何となくF1に興味を持ちだしたのがキッカケです。

その後もF1の情報サイトを時々見ていたのですが、その中でF1ドライバーのグランプリ後のインタビューコメントが掲載されていて、それを読んでいるうちにF1ドライバーの考え方に共感するようになっていったのです。

F1ドライバーはどんなときでも自分のベストを出すように意識しているのです。

F1というモータースポーツは、選手自体がコントロールできないことがとても多くあります

自分が所属しているチームのマシンの出来がいいかどうか?その時のサーキットとの相性がいいかどうか?メカニックがちゃんとマシンをメンテナンスしてくれていて走行中にトラブルが起きないかどうか?

F1というモータースポーツは、自分がどれだけ頑張っても、自分のドライビングテクニックが如何に優れていても、他のチームより車自体が遅かったら勝つことは出来ません

1位を走行中でも、マシントラブルで途中リタイヤになることだってあります。

自分が良い走りをしていても、他のドライバーがミスして自分の車に接触してきてリタイヤになることだってあります。

F1はそういった面で、自分でコントロールできない部分が多いのです。

例えば野球やサッカーはどうでしょうか?他のチームメイトとの協力プレイなどが必要な部分はありますが、自分でコントロールできることの方が多いはずです。

F1は自分でコントロールできない部分が圧倒的に大きいため、コントロールできない部分でトラブルが起きたら普通の人ならイヤになるはずです。文句の一つも言うはずです。

普通の人なら、1位走行中にエンジンが故障してリタイヤになったら悔しく文句を言ったりヤケクソになったりする人だっているはずです。

でもF1ドライバーはそうではありません。常に自分は全力を尽くすだけだと思っているのです

トラブルが起きても、起きなくても、全力を尽くす。そうしていればいつかチャンスが自分に巡ってくるはずだと考えて行動しているのです。

自分のチームのマシンが遅くて、どれだけ頑張っても他のチームには勝てないというシーズンでも、全力を出すのです。いつか勝つチャンスが来るかもしれないからです。

常に前向きに物事を捉えて、常に前進しようとしているその考え方に感銘を受けました。

これはF1だけでなくて、日常生活でも同じだと僕は思ったのです

たまたま配属されて部署がブラックだった。たまたま自分とウマが合わない人が多かった。たまたま自分が配属された年は激務だったなど。

そんな状況下で、自分でコントロールできないことが多い環境でもとにかく自分にできることをするだけだという考え方に僕も染まったのでした。

この考え方は本当に素晴らしいもので、この考え方で仕事を進めるようになったからこそ、皆から頼られ出したのだと確信しています。

頼りにされる存在に・・・でも・・・

この頃の僕は、皆から頼られる存在になっていました。マイナンバーのことであれば職場の誰よりも詳しかったですし、自分で考えて行動することもできるようになっていたので、通常業務もこなせるようになっていたのです。

ようやく当初の自分の目標を達成できた気がして、何となく嬉しい気持ちでもありました。仕事内容が変わったわけではありませんが、みんなから頼りにされるのは嬉しいことでした。

それまでの辛い時期があったからこそ、ここまで辿り着いたんだという、何か感慨深いものもありました。

あの頃の辛い時期が僕を強くしたんだと、ポジティブに捉えることができるようになっていました。これもF1ドライバーの考え方の影響を受けていたのでしょう。

ともあれ、マイナンバーの仕事も落ち着いてきて残業をすることも少なくなってきており、通常業務も難なくこなせるようになっていて気持ちは軽いこの時期でしたが、それでも転職は考えていたのでした。

何となく3年間も頑張ったし、マイナンバーという大きい仕事もこなして、何だかキリが良い時期だったと感じていたのです。

公務員4年目の12月に退職することになる僕ですが、本当に辞めることを決意するまでには半年くらいかかるのでした・・・。

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